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中国では外食に気をつけなくてはならない。 食器が清潔かどうか、お酒が偽物でないかどうか-などだが、やっかいなのはだ。 とくに屋台の油には注意が必要だ。

北京の街角の屋台で売られているのはソーセージが多い。1本1-3元(1元=約15円)で、中華鍋で揚げるのだが、ある夜、黒ずんでいかにも使い込んだ油を瓶から鍋に流し込んでいるのを目撃した。油の新鮮度は客にはわかるまいという魂胆だ。

香港紙によると、広東省の珠江地域ではレストランに油を瓶で持参し、「これで料理して」と頼む人が増えている。店の油は信用できないというわけだ。

コストを削減するために繰り返し同じ油を使ったり、信じがたい話だが、残飯から取り出した油を使ったりする店もあるという。

中国では魚や蟹を注文すると実際に客席に来て調理前の実物を見せてから、厨房(ちゅうぼう)に戻って調理するのが一般的だが、見せられた食材が本当に使われたかどうかも疑わしいという、だから“マイ油”の持参者の中にはそれが実際に使われるかどうか見にいくものもいるそうだ。

そもそも、一部の市場では偽物に加え、品質に問題がある油も売られており、病気になった人もいると聞いた。
また、日本料理店を含めて魚介類をよく使う料理店では、貝が新鮮かどうか、新鮮でも調理に問題がないか、くどいくらい注意する必要がある。ちなみに北京では食中毒を3度経験した。いずれも貝にあたったと推測している。(北京 野口東秀)

ソース:iza
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/china/52070/
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