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(上海)たとえ中国の二つの会社が米国のペットフード成分に産業化学物質を故意に混ぜたことが明らかになっても、アメリカ合衆国は輸出業者に対する懲罰的な訴訟を行わないよう中国が求めている。

中国政府は今週、米国史上最も大きなペットフード回収事件の一つを引き起こしたこの2つの会社を最近閉鎖し、数人の会社役員も拘留したと発表した。

中国の上流点検監視サイト上に月曜日遅く掲載されたこの発表は、米食品医薬品局(FDA)の調査員が、ペットフード成分にメラミンと呼ばれる化学物質がどのように混入されたか調べるための中国への二週間の訪問を終えたまさに翌日に現れた。

「私たちはアメリカ側が個別の会社間の問題を、正確かつ客観的に扱い、同じタイプの製品のを生産している他の中国の会社に対する厳しい処置をとらないよう希望する」という政府の記載があった。中国はさらに、今回の事件が貿易摩擦につながらないことを望むと言った。

ワシントンのFDAのスポークスマンに、コメントを求めることはできなかった。しかし、火曜日にFDAの役人は記者会見で、アメリカの調査員が中国から最近帰国し、現在報告書を準備中だと発表している。ただし、その報告書の公表時期は不明だという。

中国の発表は、同国のペットフードスキャンダルや農業輸出品の品質に対して膨らむ懸念による被害を修復するために、中国が今も必至に働きかけていることを示す明白なシグナルである。ここ数週間、中国は農業や食品の輸出の点検を進め、同国にはメラミンに汚染された食品や飼料の問題はないことを証明すると約束した。

しかし、この中国政府の発表は、中国では何年もの間メラミンを動物飼料として使用し、メラミンを動物や魚の飼料製造業者に売ってきた、そのことを知っている、とここ数週間のインタビューで答えてきた中国の農業当局と矛盾する。

動物飼料の製造業者やメラミン製造業者、メラミンと飼料の取り引き業者と一緒に行われたこのインタビューでは、買い手をだましてより高いタンパク質が含まれているよう見せかけるために、メラミンを飼料に混入することが広範囲にわたって行われていることが示唆された。

中国は、まず最初にペットフード騒動で中国の輸出品の関与を否定し、次にメラミンがアメリカのペットに危害を及ぼすことはありえないと主張した。しかし、後に中国政府は大部分の食品成分でメラミンを使用禁止にすると発表した。

FDAと他の政府機関はメラミンが人間に害はなく、メラミンを摂取した動物の肉を食べても重要な危険はもたらさないと結論した。何匹かの豚は、現在食物システムへと戻されている。現在、FDAと中国政府は、食品システムを保護して貿易問題を解決する方法を模索している。

ニューヨーク・タイムズ
http://www.iht.com/articles/2007/05/16/business/petfood.php 


関連
【明解要解】中国産ペットフード禍の背景は…-世界からのニュース:イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/china/52592/
 ただ、FDAが汚染経路を特定すべく派遣した調査官が現地入りしたときには、輸出業者の施設は閉鎖され、「見るべきものは何も残っていなかった」(米紙ワシントン・ポスト)。

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