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米国のスナック菓子がサルモネラ菌に汚染され、中国製の原材料が原因である可能性が高いことが3日、分かった。ペットフード、練り歯磨き、養殖魚、タイヤなど、安全性に問題のある中国製品が米国で次々と発覚。米中貿易関係を一段と緊張させる要因となってきた。
サルモネラ菌に汚染されたのは、菓子メーカー、ロバーツ・アメリカン・グルメ社(ニューヨーク州)が販売する「べジー・ブーティ」などのスナック菓子。すでに自主回収に乗り出したが、中国から原材料を輸入している調味料が原因とみられる。感染者は17州で54人に上る。大半が3歳以下の幼児という。
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犬ぬこの次は子供か。アメリカ人が激怒するツボを良く心得た食品テロだな。
Veggie Booty
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Veggie Booty is a snack made from organic rice &
corn, with a phytonutrient blend of Spinach, Kale,
and other Veggies
不凍液などに利用される有害物質ジエチレングリコールが中国産原料に混入し、パナマ製のせき止めシロップに使われた。事件を担当する特別検察官に387人の遺族から訴えがあったほか、153人から後遺症被害の報告が提出されているという。
このせき止め薬はパナマ社会保険庁が製造し、同国の保険加入者のみが購入できる。昨年10月ごろから致死率の高い「謎の病気」として国民を脅えさせた。
ジエチレングリコールは無臭でわずかに甘い。摂取すると嘔吐(おうと)、頭痛などの症状が出て腎機能に障害が出る。日本では85年、ジエチレングリコールが混入したワインが販売される騒ぎがあった
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北京市疾病コントロールセンターは乳幼児用食品のサンプル調査を行った。国内企業30社58点の粉ミルクと51点の米粉を検査したところ、粉ミルク3点、米粉4点からエンテロベクター・サカザキと呼ばれる細菌が発見されたという。
エンテロバクター・サカザキ菌は乳幼児の髄炎や腸炎の原因となる大腸菌で、感染した幼児の死亡率は20~50%と極めて高率。死亡しなかった場合も神経障害などの重い合併症を誘発する危険が指摘されている。(翻訳・編集/KT)
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今回の調査から、企業の規模が大きいほど品質はよく、中小メーカーの製品には問題が多い傾向にあることがわかった。(翻訳・編集/WF)
Yahoo! - Record China
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それによると、フカヒレの70%が水銀に汚染されており、フカヒレの消費により地球上のサメ類は絶滅の危機にさらされているという。ここ数年、中国本土の経済が急速に発展するにつれ、財力を誇示する中国の伝統的な習慣から、フカヒレの消費は広州、上海、北京などの大都市で急増した。国連食糧農業機構(FAO)の統計データによると、毎年世界中のフカヒレ市場で取引されるサメの数は約2600万から7600万匹の間。2004年の世界全体の取引量は、1987年の4900トンから約3倍に増加し、1万3600トンに達した。このうち、中国本土および香港・マカオ・台湾での取引量が半分以上を占めるという。(編集XM)
ニュースチャイナ
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米国では最近、中国の原材料を使ったペットフードの大量回収に加え、中国産練り歯磨きについてもFDAが検査を開始。フグ混入で中国産の食品や医薬品への懸念がさらに広がりそうだ。
時事ドットコム
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北京の街角の屋台で売られているのはソーセージが多い。1本1-3元(1元=約15円)で、中華鍋で揚げるのだが、ある夜、黒ずんでいかにも使い込んだ油を瓶から鍋に流し込んでいるのを目撃した。油の新鮮度は客にはわかるまいという魂胆だ。
香港紙によると、広東省の珠江地域ではレストランに油を瓶で持参し、「これで料理して」と頼む人が増えている。店の油は信用できないというわけだ。
コストを削減するために繰り返し同じ油を使ったり、信じがたい話だが、残飯から取り出した油を使ったりする店もあるという。
中国では魚や蟹を注文すると実際に客席に来て調理前の実物を見せてから、厨房(ちゅうぼう)に戻って調理するのが一般的だが、見せられた食材が本当に使われたかどうかも疑わしいという、だから“マイ油”の持参者の中にはそれが実際に使われるかどうか見にいくものもいるそうだ。
そもそも、一部の市場では偽物に加え、品質に問題がある油も売られており、病気になった人もいると聞いた。
また、日本料理店を含めて魚介類をよく使う料理店では、貝が新鮮かどうか、新鮮でも調理に問題がないか、くどいくらい注意する必要がある。ちなみに北京では食中毒を3度経験した。いずれも貝にあたったと推測している。(北京 野口東秀)
ソース:iza
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二人の学生が食べたラーメンは、1個当り150トグリック(約190ウォン)程度の安い価格で多くの学生たちが好んで食べていた製品。ラーメンの主要販売業者である”エブリデイ”のマーケティングマネジャー、クリス・エシオは「該当の汚染物質はかなり危険なものだった。」とし「今回の事故を起こした製品に対し全面販売中止を決めました。」と明らかにした。
また「これからは韓国と日本のラーメンだけを販売することに決めたが、安価な中国製のラーメンがまだまだ大量に販売されることも事実でしょう」と語り、憂慮を現わした。
ソース:NaverNews(元ソース ソウル新聞・・・ハングル)
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The UB Post - Two Die After Eating Instant Noodles
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参考
【中国を読む】海を越える羊頭狗肉式ペテン 福島香織
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>タンパク質量含有量を見かけ上増やしてみせる有機窒素化合物メラミンをこっそり添加して製造した小麦グルテン
広東省政府は2007年1月1日から、省内各地で販売される小口包装(プラスチック袋)の食塩にはコード番号を記載した偽物防止ステッカーを張り付けることを義務づけている。「ステッカーが無いもの、ステッカーはあっても関係当局でコード番号が登録されていないと確認されたものは偽塩である」と注意を呼びかけている。それでも、偽塩の氾濫は一向に収まる気配がない。
「食塩にまで偽物があるのか」と思われるかもしれないが、偽塩の正体は製塩工場の廃液からつくった不純な塩や、通常「工業塩」と呼ばれる化学工業原料の「亜硝酸塩」である。
2006年10月、貴州省余慶県龍渓鎮の診療所に急病の子供3人が担ぎ込まれた。その内の1人は人事不省で危篤状態にあったが、その後も急病患者は増え続け、1時間の間に50人以上に達した。急を聞いて駆けつけた余慶県人民医院の王華平副院長は、患者の病状に軽重はあるものの、症状が類似していることから、亜硝酸塩中毒によるものと判断した。最終的に患者17人が亜硝酸塩中毒と判定され、症状の重かった子供は懸命の救命治療のかいもなく死亡したが、残りの16人は命に別状なく回復することができた。
<略>
2006年10月、貴州省余慶県龍渓鎮の診療所に急病の子供3人が担ぎ込まれた。その内の1人は人事不省で危篤状態にあったが、その後も急病患者は増え続け、1時間の間に50人以上に達した。急を聞いて駆けつけた余慶県人民医院の王華平副院長は、患者の病状に軽重はあるものの、症状が類似していることから、亜硝酸塩中毒によるものと判断した。最終的に患者17人が亜硝酸塩中毒と判定され、症状の重かった子供は懸命の救命治療のかいもなく死亡したが、残りの16人は命に別状なく回復することができた。
<略>
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え!中国では下水溝から食用油が作られる?
大量の農薬も含まれ人体への悪影響必至
大量の農薬も含まれ人体への悪影響必至
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2006年8月2日夜、浙江省台州市衛生監督所は、温嶺市新河鎮塘下村にある「繁昌油脂廠」を急襲して立ち入り検査を行った。衛生監督所の執行官たちは、工場に足を踏み入れると同時に強烈な腐敗臭に襲われた。原料油工場は特にひどく、その臭さは並大抵のものではなかった。油脂が腐敗した後の居たたまれない悪臭が工場全体に濃厚に漂っていた。執行官たちは工場の検査と同時進行で同廠の経営者である應富明に事情聴取を行った後、同廠の製品である食用ラード5300キロ、原料油3万7600キロ(ドラム缶で264本)、ヤシ油1800キロ、原料油の輸送用トラックなどを押収した。
繁昌油脂廠は豚油加工企業で、2005年9月20日に営業許可証と食品衛生許可証を取得、試生産を経て、2006年4月から正式に「食用ラード」の生産を開始した。日産能力は6トンであったが、最高日産量は10トンを超え、台州地区では唯一の、浙江省でも比較的規模の大きな豚油加工企業であった。繁昌油脂廠が試生産から立ち入り検査までの約10カ月間に生産した食用ラードは100トン以上で、これは上海、杭州、温州などの各地から購入した原料油が170トン前後であったことからも裏づけられた。
下水溝に溜まった油を原料として食用ラード
繁昌油脂廠の立ち入り検査は、台州市衛生監督所が「下水溝に溜まった油を原料として食用ラードを生産している」という通報を受けたことに端を発した。衛生監督所の執行官たちは繁昌油脂廠に対する調査を徹底的に展開、台州市の地質監督部門が先ごろ同廠を検査した際に、ラードの包装缶にマークが入っていないことを発見し、関連規則違反として生産の一時停止命令を出していたことが判明した。ところが、通報者からの情報で、生産一時停止命令を受けた繁昌油脂廠は、操業時間を夜間に切り替え、監督部門が退勤してから早朝まで操業し、昼間は生産停止を装っていることも判明した。
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執行官たちは、繁昌油脂廠の監視と製品の追跡という両面作戦の実施を決定、一方は油脂廠の動静を探り、他方は市場から製品品質と流通を探ることとした。執行官たちは台州市椒江区で販売店を探り出し、繁昌油脂廠の製品20数缶を発見した。販売店主によれば、應富明が品質は100%合格品だと保証したので、数ヶ月前から繁昌油脂製品を購入しているが、値段が他社製品と比べて半分以下であるという。そこで、執行官は製品のサンプルを台州市疾病予防センターへ送って分析を依頼し、食用ラードの酸価値(油の酸化の指標)が1グラム当たり17ミリグラムを超えていることが判明した。
これは、国家基準である「食用動物性油脂衛生標準」で要求されている1.5ミリグラム以下の11倍もの数値であり、食中毒のみならず、遺伝子に影響を与える危険性すら想定された。そこで、別の販売店2ヵ所から採取したサンプルを浙江省疾病予防センターへ送り、高精度の分析を依頼した。この結果は驚くべきもので、サンプルからは何と劇毒の農薬である「666」と「DDT」が、1キロ当たり0.027~0.088ミリグラム検出されたのであった。
一方、繁昌油脂廠の動静を監視していた執行官たちは、繁昌油脂廠が頻繁に原料油を買い入れていることを確認、生産が始まることを確信するに至り、ついに8月2日夜の立ち入り検査が実行に移されたのであった。
「食用動物油脂衛生標準」の規定では、食用ラードの原料は「生きた豚の純脂肪組織」で生産し、衛生検査に合格した後、原料として使用できることになっている。ところが、繁昌油脂廠が2005年9月以降購入した170トン前後の原料油は、劇毒の農薬が含まれていたことからも分かるように出所不詳の廃棄油脂であった。経営者の應富明自身が「ゴミ油」と呼んだ原料油に対する調査の結果、廃棄油脂の種類が次のように判明した。
[1] 豚を屠殺した後に売れ残った部分の肉を煮詰めて出来た豚油(業界用語では「雑粒油」)
[2] 皮革工場で豚皮を塩漬けにして乾かした後に竹で削り落とした豚油(工業用の使用は可)
[3] ホテルやレストランで何回も揚げ物料理に使われて廃棄された油
[4] ホテルやレストランの汚水に含まれた油
[5] 下水溝に溜まった油
上記[1]及び[2]は食用油脂ではないので論外だが、2002年に公布された「食品経営単位廃棄食用油脂の規定」は、上記[3]~[5]の油を廃棄油脂に分類し、買い入れて食用油脂に加工することを明確に禁止している。
▼100トン以上の有害ラードが未回収
腐敗で変質した廃棄油脂を食用ラードに加工するには特殊な処理が必要であるが、執行官たちが確認した繁昌油脂廠の食用ラード製造工程は次の通りである。
(1) 原料油をポンプで反応鍋へ送り、攪拌と脱臭を行う。
(2) 吸収力の強い珪藻土(白土)を加えて汚れを除去することで色を白くする。
ただし、原料油が汚れすぎていると白くはならない。
(3) 工業用アルカリを加えて酸価値を下げる。
(原料油の酸価値は1グラム当たり54.27ミリグラムであったものが、製品では17ミリグラムまで低下している)
(4) 最後にヤシ油を10%加えて粘度を高める。
こうして製造された食用ラードは、工場出荷価格で一般価格の半値と安いことから、売れ行きは良好であった。繁昌油脂廠は正式操業前の2006年1月には、その名の通り既に「繁昌」していたことが帳簿から判明している。繁昌油脂廠は販売ネットワークを独自に形成し、その販売先は地元の浙江省をはじめとして、四川省、山東省など広い地域に及んでいた。
繁昌油脂廠から製品を購入した販売店は、主としてレストランやファストフード店へ販売していたものと思われる。経営者である應富明は既に有害食品製造容疑で正式に逮捕されているが、台州地区では繁昌油脂廠製の食用ラードを6467キロ回収することに成功したのみで、既に広域に流通した100トン以上の有害ラードの回収は全く進んでいない
2006年12月3日、中国国営テレビ局である「中央電視台」は、その人気番組である「毎週品質報告」で上述した繁昌油脂廠事件を特集した。この放送の反響は大きく、主要販売先の1つとされた山東省では、各地で市場調査が行われ、問題の繁昌油脂廠の食用ラードは見つからなかったとして、調査結果を踏まえた安全宣言が次々と行われている。しかしながら、繁昌油脂廠が100トン以上の「食用ラード」を出荷したことは事実であり、それらが発見されないということは、既に調理に使用されてしまったことを意味するのだろう。繁昌油脂廠の事件が公表されて間もない2006年8月31日、中国衛生部は緊急通知を発し、全国の衛生部門に中小レストランが低品質油を使用していないか至急調査するよう命じ、違反に対しては刑事責任の追及も含めて厳正に対処するよう指示を出した。なお、現在までのところ、繁昌油脂廠製の食用ラードによって健康被害が発生したという報告はないようだ。
ところで、毒性のある食用ラードによる事件は繁昌油脂廠事件に始まったわけではなく、過去にも幾度となく繰り返されている。1998年12月25日から1999年2月6日までの間に、広東省の北に位置する江西省南部で有機錫などに汚染された食用ラードにより1336人に異常反応が起こり、1002人が中毒となり死者が3人発生する事件が起きた。
この食用ラードは広東省深セン市龍岡区の無認可工場で製造されたもので、輸入した工業用ラードを食用と偽ったばかりか、化学工業原料が入っていた缶を再利用してラードを充填したことで一層汚染が増大したことも判明した。深セン市では2003年にも宝安区で、豚の屑肉や内臓をただ同然の安値で買い集め、
腐臭漂う無認可の秘密工場でラードを製造して食用として販売する事件が起きている。製法は繁昌油脂廠と似たり寄ったりだが、こちらは煮立った油にできる泡を消すために工業用消泡剤を投入、色を白くするために過酸化水素水(オキシフル)を入れるというデタラメぶりであったが、製品は市場価格の半値ということで固定客の注文を受けて、生産が需要に追いつかない状況を呈していたという。
2003年11月には、湖南省で皮革企業2社が、豚皮の生産過程で発生した腐敗豚油を加工してラードを作り、食用ラードと偽って販売する事件が発生している。長くなったがこのような例を挙げれば切りがない。
▼都市部ではさすがに少ないが12月4日の新華ネットは、中央電視台の「毎週品質報告:闇の油の内幕」という題で特集記事を掲載し、記者による広東省広州市における品質の疑わしい「食用ラード」追跡をリポートしている。物資が豊富に出回っている今日では、都市部ではさすがに食用ラードを購入する人は少なく、料理にラードが必要な人は肉の脂身を買って自分で作るが、都市部と農村部との境目あたりになると品質的に疑わしい「食用ラード」がパン屋、ファーストフード店、屋台店などに販売されているという。疑わしい「食用ラード」の色は白く、見た目は問題無いように思えるが、その臭いは不思議な異臭というに足るだけのすさまじさであったという。これらの「食用ラード」は広州市の南部にある番禺で生産されたもので、価格は市価に比べて超安値で販売されていると報じている。
今年になって関係部門は全国規模で食用油の抜き取り検査を実施したが、その合格率は95%であり、表向きは問題が少ないように思える。しかし、当局の関係者は食用油の供給源が複雑になっていることから、最近も低品質の食用油に起因する事故が多発していると述べている。
筆者はかつて中国で問題化した「毛髪醤油」に関する記事を掲載したが、今回の「食用ラード」も自己の利益を最優先として、他人の健康への影響など一顧だにしない身勝手な人々が引き起こしているものである。
たとえその影響はすぐには現れなくとも、危険な食品が人類の将来にもたらす影響は決して小さいものではないだろう。日本でも違法な軽油の密造を行う愚か者が存在し、製造過程で発生する硫酸ピッチを不法投棄して問題となっているが、人体に直接影響を与える「危ない食用油」を密造して販売するといった話は聞いたことがない。
食品関連で、営利目的で人体に直接・間接の悪影響を及ぼす製品を生産する事件の発生は、日本ではさほど多くないと思うが、中国では何故にかくも多発するのか。
中国が標榜する「社会主義市場経済」の矛盾が、このような「向銭看」(金銭万能主義の意味:同じ発音の「向前看」<前向きに>をもじったもの)を助長しているのであるのなら、社会教育を通じて人としての道義を理解させるとともに、社会矛盾の解決策を早急に講ずることが必要なのではなかろうか。
(北村豊=住友商事総合研究所 中国専任シニアアナリスト) (註) 本コラムの内容は筆者個人の見解に基づいており、住友商事株式会社 及び株式会社 住友商事総合研究所の見解を示すものではありません。
ソース:日経ビジネス 2006年12月15日金曜日
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【大紀元日本12月4日】
今年11月中旬以来、中国国内で高級魚ヒラメから発がん性物質や使用禁止抗生物質が検出されてから、北京市は全面的にヒラメの販売を禁止し、各地も市場で販売されているヒラメに対する検査をし始めた。検査の結果、ヒラメの他に、養殖ナマコ、くらげ、桂魚など多くの水産物も使用禁止添加物等の薬物が使用されていることが分かった。
中国大陸司法機関紙「法制夕刊」紙によると、中国全国各地へ水産物を供給している養殖ヒラメの主要生産地・山東省西北部にある莱州市と栄成市では、地元の住民は誰もヒラメを食していないという。最初は、高価な魚だったが、のち養殖が盛んになり、使用禁止添加物等が使われていることから、住民らは恐れて食べなくなったという。地元の住民によると、ヒラメの他にホワイトシュリンプも薬漬けされているという。さらに、使用禁止添加物は莱州一帯では容易に入手できることも調査で分かった。養殖関係者らは養殖水産物であるヒラメ、ホワイトシュリンプ、ナマコ、カニ、あわび、くらげ等の殆どに使用禁止添加物が使われていると示唆した。
また、香港食品環境署は最近、大陸から輸入した11の桂魚(ケツギョ)検体よりマラカイトグリーンが検出されたことを発表し、香港市民に対して桂魚の食用を止めるように呼びかけているという。
莱州のホワイトシュリンプ養殖業者・蒋氏によると、ホワイトシュリンプは体質が弱く、また、養殖池にて高密度で養殖しているため、病気にかかることが多いとし、稚魚からホルムアルデヒド(注)を投与しているという。同氏はさらに、高濃度のマンガン酸カリウム消毒液で養殖池を洗浄していることを明らかにした。蒋氏によると、付近のヒラメ、ホワイトシュリンプ養殖業者は安価で殺菌効果の高いホルムアルデヒドを使用しているという。蒋氏はこれらの薬品は使用禁止物ではないと主張した。
同地区の養殖業者はペニシリン、クロラムフェニコールでナマコに付いている病原菌の殺菌によく使用し、くらげの場合は、明礬(みょうばん)を塩に混合し漬けると皮が薄くなりシャキシャキの食感が出せることから、業者間ではよく使用されることを明らかにした。同業者は、明礬は化学工業品であることは知っているが、皆がやっていることで、商売のために仕方が無いと言った。
南京農業大学水産学部の劉文斌教授は、海洋水質が汚染されている中で、水産物は長期にわたり使用されてきた許容添加物に対して耐性が生じたことから、これまでに使用禁止されたマラカイトグリーン、フラン類薬品がかえって効果的であると説明した。
大多数の農民と漁民は、多くの都市で養殖ヒラメより摂取したことにより検出されたホルムアルデヒド含量がすでに基準を超過しており、人体に対して発がん性をもたらす深刻な問題であることを察知していないとみられる。
(注)ホルムアルデヒド (formaldehyde) は有機化合物。水などの極性溶媒に可溶で、ホルムアルデヒド水溶液は、毒物及び劇物取締法により医薬用外劇物に指定されている。人体へは、粘膜への刺激性を中心とした急性毒性があり、蒸気は呼吸器系、目、のどなどの炎症を引き起こす。皮膚や目などが水溶液に接触した場合は、激しい刺激を受け、炎症を生ずる。接着剤、塗料、防腐剤などの成分であり、安価なため建材に広く用いられている。しかし、建材から空気中に放出されることがあり、その場合は低濃度でも人体に悪影響を及ぼす、いわゆる「シックハウス症候群」の原因物質のうちの一つとして知られる。
ソース 大紀元時報
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北京市では11月20日から平目の販売を停止した。
杭州市などの周辺都市も山東省産の平目の販売を禁止した。
平目は中国人に好まれる食用魚であるため、全国で年間の生産量は4万トンあまりに達している。中原地区の山東省は主要な産地である。専門家によると、平目の免疫能力が低いため、一部の養殖場では平目の病気感染を抑えるため、国内外で使用禁止の抗生物質、例えばクロロマイセチン、テラマイシンなどを平目に投与しているという。
BBCの評論文では、これまでに中国国内で食品安全問題が多発していることを挙げ、有毒の豚肉や米、粉ミルクなどが発覚したことを言及、これらの食品問題はほとんどメディアから先に暴露されたことについて、政府関連部門は監察と管理責任者らの職務怠慢と指摘した。
一方、「同じ華人社会の香港やマカオ、台湾で同様な食品安全問題が発覚すれば、関連部門の政府幹部が責任を問われ、辞職に追い込まれるはず」との声も上がっている。
今年10月に、台湾では中国から輸入された上海ガニには、発がん性物質が検出されたため、台湾食品衛生署の蕭東銘・署長が免職された。
中国紙「南方都市報」は11月18日、国内で発生した一連の食品安全事件を以下のようにリストアップした。
・毒ミルク
2003年から2004年4月までに、安徽省阜陽地区では、有毒粉ミルクを飲んだため100人以上の乳児が、頭部が異常に大きくなる症状を現れ、一部は死亡した。
・塩漬け魚
2004年6月、中央テレビは、広東省広海鎮が製造した塩漬け魚は、殺虫剤に漬けられたことを報道した。
・スーダンレッド
ハインツ社が製造した唐辛子味噌や、ケンタッキ、マクドナルドの製品から工業用染料スーダンレッドが検出された。
・ウナギ
2005年6月、一部の養殖業者がウナギに、発ガン性のマラカイトグリーンを使用することが判明。
また、同紙が伝えているほかにも、今年、豚に人間の喘息治療薬を投じる問題が発覚した。飼料の中このような薬を混じることで、豚の脂身の割合を抑えることができる。このような豚肉を食した人間には、中毒反応を起こし、めまいや体力の減退、動悸、手が震えるなどの症状が現れる。今年9月に、上海市ではその豚肉を食用したため、集団中毒事件が相次ぎ発生した。
日本厚生省は今年8月始めに、「輸入時のモニタリング検査において、中国産養殖鰻加工品から、国では食品中に含有してはならないと定められている合成抗菌剤マラカイトグリーンが検出された」と公表していた。(記者・王珍)
中国国内で11月中旬以来、食品に違法添加物が使われているのが相次ぎ発覚した。全国各地で卵に発ガン性を持つ工業用染料スーダンレッド(蘇丹紅)が検出されたことに続き、高級魚のヒラメにも発ガン性物質や使用禁止の抗生物質が検出された。
これらの有毒食品は北京市や、上海市、広東、天津などの各地に販売されている。北京と広州市は、市内の各大型スーパーや市場で対象となる卵や平目の販売禁止命令を出した。
また、今回の食品違法添加物の発覚は、香港にも影響を及んだ。香港当局が検査した結果、湖南省から輸入された卵にはスーダンレッドが検出され、魚の平目からは発がん性物質であるため食用魚には使用が禁止されているマラカイトグリーンが発見された。
香港で消費される9割の平目の産地は中国山東省で、深セン経由で香港に輸出されている。平目の卸売業者はすでに輸入禁止の措置を取ったという。また、卵卸売業者からは、売り上げが半減したとの声が上がっている。
中国国家質量検査総局は近日に、卵製品を検査した結果、北京市や、安徽省、河北省、河南省、浙江省などの地域7社の8品目から、スーダンレッドが検出されたと公表した。
食品の違法添加物の使用が発覚されてから、各地で相次ぎ販売中止した。北京市と広州市の関連政府部門は、市内のスーパーと市場で河北省産の赤い卵黄のアヒル卵の販売差止めを通達した。深セン市のスーパーでも疑いのある卵をすべて売り場から下げた。
同じく11月中旬には、上海市食品薬品監査管理局が市販の平目を検査した結果、すべての品目から基準を遥かに超えた薬物が検出される上、発がん物質のニトロフラン系合成抗菌剤(フラゾリドン、ニトロフラゾンの代謝物:AOZ,セミカルバジド)ニトロ基フラン代謝物が残留、一部の品目からエンロフラキサシン、 シプロフロキサシン、クロロマイセチン、エリスロマイシン、マラカイトグリーンなどの使用禁止の薬品が残されている。
それを受け、北京市食品安全事務局は、市内の卸売市場の平目を検査した。その結果、マラカイトグリーンなどの使用禁止の薬品が検出された。
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ホルムアルデヒドは発がん性が疑われる物質で、ヨーロッパはもちろん、国内でも使用が禁止されている。これを受け、政府は今後輸入されるすべての中国産ビールに対し、ホルムアルデヒドが含まれているかどうかを調べることにした。
同紙によると、中国のビール製造業者はビールの沈殿物除去のため、人体に無害なシリカゲルやPVPPの代わりに、コストが数十倍安いホルムアルデヒドを使用しているという。
中国食品安全法は、ビール製造過程でホルムアルデヒド含有量が0.2ミリグラム/リットルを超えないよう基準値を定めているが、中国ビールの実際のホルムアルデヒド含有量はその6倍にのぼる1.2ミリグラム/リットルであることが調査で分かった。
中国醸造工業協会ビール分科の杜律君秘書長は「一部の高級ビールを除き、95%の中国産ビールにホルムアルデヒドが含まれている」と明らかにした。
これに関し、食品医薬品安全庁輸入食品課の柳成鉉( ユ・ソンヒョン)課長は「駐中韓国大使館や中国政府から公式的な通告はまだない」とし、「しかし報道の内容に信ぴょう性があると判断されただけに、今後輸入されるすべての中国産輸入ビールに対し、ホルムアルデヒド成分検査を追加するよう各地方庁に指示した」と明らかにした。
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